令和２年度 甲府共立 病院指標

①「060100xx01xxxx」は、大腸ポリープ（腫瘍）に対して、内視鏡下で切除治療を行う症例です。
この症例の平均入院期間は2.20日（全国平均2.63日）となっています。平均年齢は68.07歳です。
②「110310xx99xxxx」は腎盂腎炎や尿路感染症など尿路（尿管・腎臓など）に細菌が入り込み炎症を起こす疾患で入院となった症例です。平均入院期間は21.7日（全国平均13.00日）で、平均年齢は82.84歳です。
③「040081xx99x0xx」は誤嚥性肺炎で入院となった症例です。
平均入院期間は32.35日（全国平均20.51日）となっています。平均年齢は81.93歳です。
④「050050xx0200xx」は狭心症などの心臓に栄養を送り込む血管が狭窄し、血液が十分に流れなくなって発症する慢性虚血性心疾患での入院で、経皮的冠動脈ステント留置術を行う症例です。ステント留置術は下肢などからカテーテルを血管内に入れ、ステントという拡張可能なメッシュ状の金属の筒を血管内に留置して血液を通りやすくさせるという治療法です。
この症例の平均入院期間は8.50日（全国平均4.44日）となっており、平均年齢は73.61歳です。
⑤「0400801499x001」は、細菌性肺炎や急性肺炎において重症度が中等度の患者さんの症例です。
平均入院期間は26.14日（全国平均13.93日）となっています。平均年齢は85.51％でした。

①「060035xx99x6xx」は、結腸の悪性腫瘍に対して化学療法を行う症例です。
平均入院期間は4.00日（全国平均4.51日）で、平均年齢は62.95歳となっています。
②「060210xx99000x」は、腸閉塞の入院で、手術を要しない症例です。
平均入院期間は12.14日（全国平均9.08日）で、平均年齢は72.88歳となっています。
③「060335xx02000x」は、胆嚢炎などの患者さんに対して胆嚢摘出術など外科的手術を行う症例です。
平均入院期間は7.33日（全国平均7.23日）で、平均年齢は64.86歳となっています。
④「060035xx010x0x」は、結腸の悪性腫瘍に対して結腸切除術など外科的手術を行う症例です。
平均入院期間は16.81日（全国平均16.19日）で、平均年齢は75.06歳となっています。
⑤「060160x001xxxx」は、15歳以上の鼠径ヘルニア（脱腸）の患者さんに対して鼠径ヘルニア手術など外科的手術を行う症例です。平均入院期間は5.04日（全国平均4.86日）で、平均年齢は76.00歳となっています。

①「160800xx01xxxx」は、大腿骨の骨折での入院で、観血的手術を行う症例です。
平均入院期間は26.57日（全国平均25.09日）で、平均年齢は83.26歳となっています。
②「160690xx99xxxx」は、胸椎や腰椎の圧迫骨折での入院で、手術を要さない症例です。
平均入院期間は23.21日（全国平均18.81日）で、平均年齢は82.84歳となっています。
③「160980xx99x0xx」は、骨盤骨折での入院で、手術を要さない症例です。
平均入院期間は26.04日（全国平均26.04日）で、平均年齢は84.86歳となっています。
④「080010xxxx0xxx」は、皮膚・皮下組織におきる急性感染症である蜂窩織炎の症例です。
当院では、四肢の感染が多くなっています。
平均入院期間は16.15日（全国平均12.87日）で、平均年齢は77.69歳となっています。
⑤「160580xxxxx0xx」は、腹部・骨盤部の打撲や挫傷の症例です。
平均入院期間は18.08日（全国平均7.94日）で、平均年齢は82.00歳となっています。
整形外科では地域包括ケア病棟の活用とリハビリを重点的に行う病院への紹介を行っています。
大腿骨骨折の患者さんの転院率は83.26％となっています。

①「140010x199x0xx」は、当院で出生した新生児の黄疸や一過性呼吸障害などの入院です。
平均入院期間は5.67日（全国平均6.13日）となっています。平均年齢は0.00歳です。
②「040100xxxxx00x」は、気管支喘息での入院です。
平均入院期間は3.50日（全国平均6.46日）となっています。平均年齢は0.50歳です。
③「030270xxxxxxxx」は、ウイルス性の咽頭炎や急性上気道感染などいわゆる「かぜ」の症例です。
平均入院期間は4.25日（全国平均4.85日）となっています。平均年齢は2.25歳です。
④⑤は10症例未満のため、「-」で示しています。

①「120070xx02xxxx」は、卵巣のう腫などで主に腹腔鏡下で卵巣の腫瘍を切除する症例です。
平均入院期間は6.04日（全国平均6.16日）で、平均年齢は42.13歳となっています。
②「120140xxxxxxxx」は、流産（主に稽留流産）の症例です。
平均入院期間は2.23日（全国平均2.42日）で、平均年齢は34.09歳となっています。
③「120180xx01xxxx」は、既往帝切後妊娠で選択的帝王切開等を行った症例です。
平均入院期間は9.00日（全国平均9.45日）で、平均年齢は32.55歳となっています。
④「120260xx01xxxx」は、主に骨盤位など児の体向異常などによって帝王切開等を行った症例です。
平均入院期間は9.93日（全国平均9.45日）で、平均年齢は32.43歳となっています。
⑤「120060xx02xxxx」は、子宮筋腫などで腹腔鏡下で子宮を全摘出する症例です。
平均入院期間は8.85日（全国平均6.10日）で、平均年齢は43.15歳となっています。

①「内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術」　おおむね１泊２日入院となっています。令和元年度は173名であり、12名増加しています。平均年齢は68.36歳です。
②「経皮的冠動脈ステント留置術」　慢性虚血性心疾患や急性心筋梗塞に対して、血管内にカテーテルを挿入し、血管狭窄部位を拡張するためにステントを留置する術です。令和元年度は135名であり、26名減少しています。平均年齢は73.39歳です。
③「胃瘻造設術」　経口摂取が不十分な患者、誤嚥性肺炎の危険がある患者、胃内容の停滞を呈する患者に対して腹壁から直接胃内に増設し、栄養管理等を行うための経路確保のための術です。令和元年度は50名であり、8名増加しています。平均年齢は、80.55歳です。
④「血管塞栓術」　肝臓の悪性腫瘍の症例に対して、肝動脈にカテーテルを挿入して塞栓物質や抗癌剤などを注入して血液を遮断し腫瘍細胞を壊死させる術です。令和元年度は42名であり、13名増加しています。平均年齢は75.33歳です。
⑤「小腸結腸内視鏡的止血術」　結腸や直腸等の出血部位をクリップや薬剤を用いて止血する術です。令和元年度は31名であり、19名増加しています。平均年齢は72.30歳です。
内科は昨年度同様消化器疾患に対する手術が増加傾向にありました。

①「腹腔鏡下胆嚢摘出術」　主に胆石症などの症例で腹腔鏡下で胆嚢を摘出する術です。令和元年度は68名であり、16名減少しています。平均年齢は65.56歳です。
②「腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術」　結腸の悪性腫瘍を腹腔鏡下で切除する術です。令和元年度は33名であり、4名減少しています。平均年齢は74.72歳です。
③「胆嚢外瘻増設術」　状態の悪い患者や高齢者などの急性胆嚢炎に対して胆嚢にチューブを挿入、感染胆汁のうっ滞を除く術です。令和元年度は15名であり、5名増加しています。平均年齢は77.25歳です。
④「腹腔鏡下鼠径ヘルニア術」　鼠径部のヘルニア（脱腸）を、腹腔鏡下で整復する術です。令和元年度は4名であり、11名増加しています。平均年齢は73.87歳です。
⑤「腹腔鏡下虫垂切除術」　虫垂炎の症例で腹腔鏡下で虫垂を切除する術です。令和元年度は25名であり、13名減少しています。平均年齢は43.00歳です。
外科では昨年度から増加した手術もありましたが、全体的な手術件数は減少傾向にありました。

①「骨折観血的手術（大腿）」　大腿骨の骨折に対する固定術です。令和元年度は115名であり、22名減少しています。平均年齢は85.14歳です。
②「人工骨頭挿入術（股）」　大腿骨の骨折に対する人工骨頭挿入術です。令和元年度は52名であり、3名減少しています。平均年齢は80.39歳です。
3位以降は10症例未満のため「-」で表示されています。
整形外科の手術数は全体的に減少傾向にありました。手術症例はリハビリ病棟への転院を進めており、転院率が高くなっております。

小児科は10症例未満のため「-」で表示されています。

①「子宮附属器腫瘍摘出術（腹腔鏡）」　腹腔鏡下で卵巣のう腫等で子宮附属器の摘出を行います。令和元年度は30名であり、8名増加しています。平均年齢は42.79歳です。
②「子宮内膜?爬術」　子宮内膜ポリープや子宮体癌に対して子宮内膜を?爬する術です。令和元年度は17名であり、8名増加しています。平均年齢は46.24歳です。
③「帝王切開術（緊急帝王切開）」　胎児機能不全等により経膣分娩が不可能と判断された場合、緊急に帝王切開を行います。令和元年度は21名であり、2名減少しています。平均年齢は32.21歳です。
④「腹腔鏡下膣式子宮全摘術」　子宮筋腫や子宮腺筋症等に対して腹腔鏡下で子宮を摘出する術です。令和元年度は8名であり、10名増加しています。平均年齢は45.94歳です。
⑤「帝王切開術（選択帝王切開）」　骨盤位（いわゆる逆子）や以前帝王切開や子宮手術を行った患者が予め日時を決め、帝王切開を行います。令和元年度は26名であり、9名減少しています。
産婦人科では腹腔鏡下による手術は増加傾向ですが、帝王切開術は減少傾向にありました。この指標はお産で自費扱いの症例は入っておりません。

心臓外科は10症例未満のため「-」で表示されています。