平成30年度 甲府共立 病院指標

①「060100xx01xx0x」は、大腸ポリープ（腫瘍）に対して、内視鏡下で切除治療を行う症例です。この症例平均入院期間は、2.58日（全国2.67日）となっています。平均年齢は、67.64歳です。
②「050050ｘｘ02000ｘ」は、狭心症などの心臓を栄養する血管が狭窄し、血液が十分に流れなくなって発症する慢性虚血性心疾患での入院でカテーテル治療を行う症例です。血管狭窄部位にカテーテルを挿入し、内側から治療を行います。この症例の平均入院期間は、6.38日（全国平均4.47日）となっています。平均年齢は、71.64歳です。
③「050050ｘｘ99100ｘ」は、狭心症などの心臓を栄養する血管が狭窄し、血液が十分に流れなくなって発症する慢性虚血性心疾患での入院で、心臓のカテーテル検査を行う症例です。カテーテル検査では、血管内にカテーテルという管を挿入し、狭窄の程度を調べます。この症例の平均入院期間は、3.55日（全国平均3.01日）となっています。平均年齢は、68.41歳です。
④「110310ｘｘ99ｘｘｘｘ」は、急性腎盂腎炎など尿路感染症の疾患での入院です。平均入院期間は、20.63日（全国平均12.58日）となっています。平均年齢は、77.94歳です。
⑤「060340ｘｘ03ｘ00ｘ」は、胆管結石や胆管腫瘍に伴う胆管炎での入院で、内視鏡下でのｶﾃｰﾃﾙによる結石除去や閉塞した胆管を広げるステントというものを留置するなどの治療を行う症例です。平均入院期間は、16.38日（全国平均10.08日）となっています。平均年齢は、80.37歳となっています。
内科では、地域包括ケア病棟の活用を進めており、生活リハビリや在宅調整などの退院支援を行っております。それもあり平均入院期間が長めになっています。

①「060210xx99000x」は、腸閉塞での入院で、手術を要しない症例です。平均入院期間は、11.48日（全国平均8.95日）となっています。
②「060335xx02000x」は、胆嚢炎で腹腔鏡下で胆嚢摘出を行った症例です。平均入院期間は7.35日（全国平均7.30日）となっています。
③「060035xx01000x」は、結腸の悪性腫瘍で、結腸切除術など外科的手術を行う症例です。平均入院期間は18.53日〔全国平均15.30日）となっています。
④「060160x001xxxx」は、鼠径部に腸が脱出したﾍﾙﾆｱ（脱腸）に対して外科的手術を行う症例です。腹腔鏡下と開腹での手術があります。平均入院期間は、5.62日（全国平均4.96日）となっています。
⑤「060150xx99xx0x」は、虫垂炎での入院で、抗菌薬で保存的に治療を行い、手術を要しない症例です。平均入院期間は7.13日（全国平均6.78日）となっています。
平均年齢は、順に、①74.91歳、②64.00歳、③75.85歳、④71.44歳、⑤43.03歳となっています。

①「160800xx01xxxx」は、大腿骨の骨折での入院で、観血的手術を行う症例です。平均入院期間は24.78日(全国平均26.30日）となっています。
②「160690xx99xx0x」は、胸椎や腰椎の圧迫骨折での入院で、手術を要しない症例です。平均入院期間は、22.01日（全国平均19.61日）となっています。
③「160980xx99x0xx]は、骨盤骨折での入院で、手術を要しない症例です。平均入院期間は24.00日（全国平均19.32日）となっています。
④「080011ｘｘ99ｘｘｘｘ」は、皮膚・皮下組織におきる急性感染症である蜂窩織炎の症例です。当院では四肢の感染が多くなっています。平均入院期間は13.30日（全国平均12.51日）となっています。
⑤「070510ｘｘ99ｘｘｘｘ」は、尿酸結晶が原因の関節炎である痛風と、症状が痛風に似ているが、尿酸以外の結晶が原因の関節炎である偽痛風の症例です。１０症例以下は、数値が（-）となっております。
平均年齢は、順に、①83.45歳、②82.05歳、③81.88歳、④73.80歳、⑤82.67歳となっています。
整形外科では、地域包括ケア病棟の活用とリハビリを重点的に行う病院への紹介を行っています。大腿骨骨折の患者さんの転院率は、79.85％となっています。

①「140010x199x00x」は、当院で出生した新生児の黄疸や一過性呼吸障害などの入院です。平均入院期間は、5.43日（全国平均6.17）となっています。
②「040100xxxxx00x」は、気管支喘息での入院です。平均入院期間は8.74日(全国平均6.62日）となっています。
③「040070xxxxx0xx]は、小児のウイルス性肺炎での入院です。平均入院期間は4.75日（全国平均6.14日）となっています。
④「040090ｘｘｘｘｘｘ0ｘ」は、感染性の気管支炎又は細気管支炎の症例です。当院ではRSウイルスによる感染での入院がほとんどです。平均入院期間は5.00日（全国平均6.19日）となっています。
③「0400801199x00ｘ]は、小児の細菌性肺炎での入院です。平均入院期間は4.91日（全国平均5.719日）となっています。
平均年齢は、順に、①0歳、②2.89歳、③2.42歳、④0.58歳、⑤3.09歳となっています。

産科婦人科での医療保険対象の入院症例になります。お産などの自費診療、一部自費診療などは対象外となっております。
①「120140xxxxxxxx」は、流産（主に稽流流産）での入院です。平均入院期間は、1.96日(全国平均2.45日）となっています。
②「120170xx99x0xx」は、切迫早産での入院です。平均入院期間は、11.70日（全国平均19.69）となっています。
③「120070xx02xxxx」は、卵巣膿腫などで、おもに腹腔鏡下で卵巣の腫瘍を切除する症例です。平均入院期間は6.25日（全国平均6.28日）となっています。
④「12002xxx02x0xx」は、子宮頸部異形成で、子宮頸部（腟部）切除術を行った症例です。平均入院期間は、4.47日（全国平均3.20日）となっています。
⑤「120165xx99xxxxは、妊娠悪阻や妊娠中の感染症などの症例です。平均入院期間は、11.60日（全国平均11.80日）となっています。
平均年齢は、順に、①33.76歳、②28.75歳、③45.69歳、④38.67歳、⑤32.47歳となっています。

10症例未満は、「-」で示されています。
①「110310xx99xx0x」は、急性腎盂腎炎など尿路感染症の疾患での入院です。平均入院期間は、24.62日（全国平均12.58日）となっています。平均年齢は、81.46歳です。
②「050130xx99000x」は、心不全で、注射や点滴での治療を行う症例です。平均入院期間は25.33日（全国平均17.66日）となっています。平均年齢は、82.75歳です。

10症例未満は、「-」で示されています。
①「020230xx97x0xx」は、眼瞼下垂での入院で、手術を行う症例です。平均入院期間は2.29日(全国平均3.15日）となっています。平均年齢は、74.71歳です。

内科で最も多い手術は、「内視鏡的大腸ポリープ切除術」です。おおむね１泊２日入院となっています。この手術を行う症例の平均年齢は68.13歳です。
次に多い手術は、慢性虚血性心疾患や急性心筋梗塞に対して、血管内にカテーテルを挿入し、血管狭窄部位を拡張するためにステントを留置する「経皮的冠動脈ステント留置術」です。平均年齢は、72.90歳です。
3番目に多い手術は、人工透析を行うために作られたシャントの狭窄又は閉塞に対して、カテーテルを挿入して拡張等を行う「経皮的シャント拡張術・血栓除去術」となっています。平均年齢は71.45歳です。
4番目は、肝の悪性腫瘍の症例に対して、肝動脈にカテーテルを挿入して塞栓物質や抗がん剤などを注入して血流を遮断し、腫瘍細胞を壊死させる「血管塞栓術（選択的動脈化学塞栓術）」です。平均年齢は、76.76歳となっています。
5番目は、胆管結石や胆管閉塞に対し、内視鏡下で総胆管の十二指腸への出口を切開して広げたり、そこから結石を除去したりする手術です。この手術を行う症例の平均年齢は77.09歳です。

外科で最も多い手術は、主に胆石症などの症例で、腹腔鏡下で胆嚢を摘出する「腹腔鏡下胆嚢摘出術」です。平均年齢は、63.58歳です。
2位は、結腸の悪性腫瘍を、腹腔鏡下で切除する手術です。平均年齢は、75.47歳です。
3位は、虫垂炎の症例で、腹腔鏡下で虫垂を切除する「腹腔鏡下虫垂切除術」です。平均年齢は、46.074歳です。入院期間はおおむね4日～5日となっています。
4位は、ソケイ部のヘルニア（脱腸）を、腹腔鏡下で修復する手術です。入院期間はおおむね3日～4日となっています。平均年齢は、70.70歳となっています。
5位は、主に腸閉塞や腸穿孔などの症例で、開腹で小腸切除を行う、「小腸切除術（悪性腫瘍手術以外の切除術」です。平均年齢は、75.13歳となっています。

整形外科で最も多い手術は、大腿骨の骨折に対する固定術の「骨折観血的手術（大腿）」です。症例の平均年齢は80.58歳です。
2位は、大腿骨頚部骨折などに対する人工骨頭挿入術です。平均年齢は、83.53歳です。
3、4位は、下腿の骨折に対する固定術の「骨折観血的手術（下腿）等」です。平均年齢は、61.93歳です。
その他、足関節などの骨折に対する固定術や変形性膝関節症に対する人工関節置換術なども行っております。
整形外科の手術症例は、リハビリ病院への転院を進めており、転院率が高くなっております、
10症例未満は、「-」で示されています。

産婦人科でで最も多い手術は、稽流流産などに対する「流産手術」です。症例の平均年齢は、33.76歳です。
2位は、卵巣のう腫などに対する「子宮付属器腫瘍摘出術」です。当院では腹腔鏡下で手術を取り入れていて、平均年齢は、45.19歳となっています。
3位は、子宮頸部（腟部）異形成に対する「子宮頸部（腟部）切除術」となっています。2日～3日での入院となっています。平均年齢は、38.94歳です。
4位は、子宮筋腫や子宮腺筋症などに対する「子宮全摘術」です。平均年齢は、49.33歳です。
10症例未満は、「-」で示されています。
この指標は、お産で自費扱いの症例は入っておりません。

眼科で最も多い手術は、まぶたが垂れ下がり視界が遮られる眼瞼下垂に対して行う「眼瞼下垂症手術」です。症例の平均年齢は74.71歳です。
10症例未満は、「-」で示されています。